ロサウィルモッティアエ
Rosa willmottiae

このバラは中国四川省西部2000〜3000メートルの乾燥した日当たりの良い渓谷に自生しているバラのようです。
低めのブッシュ状に茂るバラですが高い位置から枝垂れさせ咲かせると息をのむほど美しい品種です。
日本の高温多湿でもなんとか育ってくれるとは思いますが、梅雨の長雨のあとにはローズヒップはいつも落ちてしまいます。
私は今年からハウス内で管理しだしましたが、今のところほとんど落ちることなく付いていています。
ひょっとしたら、雨のあたりにくい場所で管理すれば秋まで落ちずについてくれるかもしれません。
四川省西部高地の年間降水量は日本の雨量の半分以下ですので、日本では雨が多すぎるという事なのでしょう。
海外の原種は日本の高温多湿を好まないものもあります。
ハダニへの注意は必要ですが、そういう品種は鉢で雨の当たりにくい場所で管理する方がいいかもしれません。
例えば、このバラは暑さに弱いと言ったりしますが、本当は日本の高温期の多湿、蒸れを好まないと言うべきかもしれません。
実際にオーストラリアなどの乾燥した高温の場所であれば育つ暑さに弱いと言われるバラも多いきがしています。
日本の高温期の湿度は植物の種類によってはとてもつらいものなのかもしれません。
日本人は日本という場所の持つ特異性をもっと理解しなけれいけないと、考えさせられます。








