WindRosesEngei / ウィンドローズ園芸株式会社

原種ばらの苗の販売

原種、原種交雑系のバラを販売する予定です、日本で一番原種バラが揃うナーセリーを目指しています。そして原種バラを庭でどのように生かしていくのかや、ベランダでの楽しみ方などの色々な情報を発信していくつもりです。来年には少しずつ小さな苗から販売していけると思います。もう少しお待ちください。

ロサウィルモッティアエ
Rosa willmottiae

原産 中国
サイズ 3m×3m
香り 微香
花径 2~3㎝

このバラは中国四川省西部2000〜3000メートルの乾燥した日当たりの良い渓谷に自生しているバラのようです。低めのブッシュ状に茂るバラですが高い位置から枝垂れさせ咲かせると息をのむほど美しい品種です。しかしながら枝が斜め上の角度で四方に伸びるので広い場所がないと管理は難しいかもしれません。でも、もし可能なら森林との境などで広い場所にバラの茂みをこのバラで作ってみたいと思っています。日本の高温多湿でもなんとか育ってくれるとは思いますが、梅雨の長雨のあとにはローズヒップはいつも落ちてしまいます。ハウス内では管理すると秋に赤く熟したヒップを幾つか見ることが出来ます。ですから雨のあたりにくい場所で管理すれば秋まで落ちずについてくれると思います。四川省西部高地の年間降水量は日本の雨量の半分以下ですので、日本では雨が多すぎるという事なのでしょう。
海外の原種は日本の高温多湿を好まないものもあります。
ハダニへの注意は必要ですが、そういう品種は鉢で雨の当たりにくい場所で管理する方がいいかもしれません。
例えば、このバラは暑さに弱いと言ったりしますが、本当は日本の高温期の多湿、蒸れを好まないと言うべきかもしれません。実際にオーストラリアなどの乾燥した高温の場所であれば育つ暑さに弱いと言われるバラも多いきがしています。
日本の高温期の湿度は植物の種類によってはとてもつらいものなのかもしれません。
日本人は日本という場所の持つ特異性をもっと理解しなけれいけないと、考えさせられます。