2022.08.20
スピノッシシマ ダブル ピンクの実生
5年程前に種にスピノッシシマ ダブル ピンクの種を撒きました。
その頃は自分で交配してみようなどとは考えずにただ面白そうだからという理由で種まきをしていました。
自分が種を撒いたバラが芽吹いた時、そして初めて花が咲いたときの感動は今も変わりませんが。その感動が自分を育種という道に導いてくれたような気がしています。
実生というものは本当に面白いもので親と同じ性質のものがでるとは限りません、
むしろ高い確率で親と違う性質が出るきがしています
今回はいま育っているスピノッシシマ ダブル ピンクの実生を紹介したいと思います。
スピノッシシマ シングル ピンク
花はハスの花を思わせるような神秘的な雰囲気です。初めは淡いピンクですがだんだん色あせて白へと変わります。
今年気が付いたのですが、このバラのローズヒップは他のスピノッシシマより赤い実のときの期間がより長く赤の美しさが際立つ気がしています。
親の特徴がより強くでているのかもしれません。これからきっと秋に向けて黒く変化していくとは思いますが。色の移り変わりをゆっくりと楽しめることは素晴らしいことだと思っています。